本来は必要ない!?
人間は本来お肌を守る機能が備わっています。
子供の頃はお顔を洗いっぱなしでそのままいても乾燥などを感じることが少なく、お肌をうるおいのある状態に保つことが出来ていたはずです。
そのお肌を守る機能がしっかり働いているならば、スキンケアは必要ないという事になります。
ただ、いつの頃からか洗顔後にはなにか付けないと!と感じ始めましたよね。
その変化に合わせてスキンケアが必要となってくるわけです。
何のためにスキンケアをするのか?
スキンケアが必要になるキーワードは3つあります。
その3つについてご紹介します。
皮脂膜
お肌の一番上には「皮脂膜」があります。
皮脂膜は外からの刺激(紫外線やほこりなど)からからお肌を守り、皮膚内部の水分蒸発を防ぐ働きがあります。
皮脂膜は主に皮脂と汗で構成されています。
皮脂は少ないと乾燥を引き起こし、年齢とともに少なくなってきます。お肌の上で足りなくなる油分と水分を補うためにスキンケアが必要となります。
角層のラメラ構造
表皮の一番上にある角層は細胞と保湿成分「NMF」・油分と水分の両方となじみやすい「細胞間脂質」がミルフィーユのように10~20層になってつくり上げられています。
細胞間脂質は規則正しく並び、油分と水分が何層も重なりあってラメラ構造で強力なバリア機能と水分保持機能を果たしています。
しかし、細胞間脂質も年齢とともに少なくなってくるので化粧品で補う事が必要です。
表皮のターンオーバー
お肌は生まれ変わっています。
ターンオーバーの乱れには2種類あります。
まずは年齢による乱れで、年齢とともに細胞の機能が低下するためターンオーバーは遅くなります。
また、紫外線によるサンバーンや肌荒れを起こしている場合はダメージを早く回復しようとしてサイクルが早まります。
ターンオーバーを理想的なサイクルに近づけることが必要となります。
必要なスキンケアの基本は?
お肌のしくみから考えると基本は足りなくなったものを補うこと。
年齢や肌質・生活スタイルをしっかり見つめ直してみましょう。
うるおい成分としては皮脂の成分に近いスクワラン・NMFに近いアミノ酸・細胞間脂質に近いセラミド等を補ってみて下さい。
マッサージ・ピールオフパックはターンオーバーを促すアイテムとして有効です。
唯一人間に備わっていないこと
ヒトには唯一「汚れを落とす」機能が備わっていません。
いくら美肌成分を入れようとしても汚れの上からでは効果が半減してしまいます。
美肌は洗顔から!!
メイクしたまま寝てしまう…なんて事が無いように気を付けて下さい。