2016年12月8日 更新

アーユルヴェーダ式・忙しい人こそ気をつけるべき夜の過ごし方

アーユルヴェーダ式・忙しい人こそ気をつけるべき夜の過ごし方

古代インドに6000年もの間、脈々と受け継がれてきた世界最古の伝統医療「アーユルヴェーダ」。昨今、ナチュラル思考の回帰とともにアーユルヴェーダ的ライフスタイルが注目されています。忙しい現代社会に生きる私たちを今より少し生きやすくしてくれる、そんな先代の叡智が詰まったアーユルヴェーダから、今日は特に忙しい日々を送る人におすすめの夜の過ごし方をご紹介します。

知っておきたい!「アーユルヴェーダ式・時間と身体の関係性」

アーユルヴェーダでは、体の状態、心の状態、年齢、季節、時間など、あらゆるものを自然界にある5元素を用いて、ヴァータ(空・風の性質)・ピッタ(火・水の性質)・カパ(水・地の性質)と3つに区分してみていきます。

たとえば時間は、
06:00-10:00/18:00-22:00はカパ(水・地の性質)の時間、
10:00-14:00/22:00-02:00はピッタ(火・水の性質)の時間、
14:00-18:00/02:00-06:00はヴァータ(空・風の性質)の時間
…とされています。

私たちの体も、ドーシャバランスに合わせたシステムで動いています。
例えば、朝・夕の「日の出」「日の入り」はヴァータ(空・風の性質)が高くなり、大腸が活性化され毒素や老廃物の排出が促されます。

正午ごろにはピッタ(火・水の性質)が活性化され、それとともに胃や小腸が活性化するためお腹がすき、また、消化や代謝が最も活性化するタイミングでもあるため、よく食べよく動くのがよいとされています。

夜には、カパ(水・地の性質)が高くなり、免疫やホルモンの作用が活性化されるため、このタイミングで入眠することで寝つきが良くなったり、深く効果的な睡眠が得られると考えられています。

体本来のリズムを取り戻すために

体本来のリズムを取り戻し、人本来がもつ力を回復させるのがアーユルヴェーダの目指すところ。
そのアーユルヴェーダが最も大切にしている考え方が「アーマ(毒素)を溜めない」ということであり、美容法として注目されている「デトックス」も、このアーユルヴェーダの理論から来ている考え方といえます。

毒素を溜めないためには、①毒素を取り入れないこと②毒素を作らないことそして③毒素をしっかり排出させるということが大事だといわれているのですが、これら3つをしっかり促すために大切なことが、実は「お昼ごはん」だといったら驚くでしょうか。

お昼どきはピッタ(火・水の性質)の時間。消化や代謝が最も活性化される時間だからこそ、このタイミングで体が必要な量の食事を体が受け入れてもらいやすい形で食べることが大切です。
ここでしっかり食べないと、消化力が落ちる夜にお腹がすいてしまい、夜に消化の悪いものを摂ることで、さらに毒素を体にためやすくしてしまいます。

お昼は体がもっとも活性化しているとき。だからこそ、体に必要なものを必要な分だけ、適切な形でとりいれることをおすすめします。
ちなみに、お昼をしっかり摂ると眠くなる…という人がいますが、実は肝臓が弱っていると午後2~4時ごろに眠気が襲ってくるといわれています。

毒素は、水、空気、食べ物を通じて体内に入り込み、そうした毒素を処理し、排出するために日夜動いている場所が肝臓。そこがくたくたになっていると、毒素は正しく排出されません。
毒素排出のためには「肝臓ケア」が大切になってくるのです。

毒素が溜まるとどうなるのでしょうか。
ひとつに、体が冷えたり、本来働くべき臓器の機能低下が挙げられます。

体の動きが鈍くなったり(硬くなったり)、うまく排泄できなかったり(お腹がはったり、むくんだり)するのです。これらは、女性ならだれもが経験したことがあることだと思うのですが、実は「溜まっていた毒素」が原因だったのです。

毒素排出を促す夜の過ごし方

アーユルヴェーダ的、夜の過ごし方は下記のとおり。

ヴァータ(風の性質)を下げる

・体をゆっくり温める
・ゆっくりとした動作を行う
・あまり考え事をせずゆったりと過ごす
・大きな音を立てない、聞かない
・TVなどの雑音を避ける

夜ごはんは18:00~20:00ごろまでに

・消化のいいものを摂る(よく火を入れ、よく噛む)
・生野菜、ナス科の食べ物(ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、唐辛子などヴァータを上げる食べ物を摂らない)

肝臓を休めるために毒素を取り入れない

・食べ物の毒素(保存料、人口甘味料、添加物)を避ける
・アルコールを避ける
・その他人工的な刺激のあるものを避ける
(シャンプー・リンス、化粧品、洗剤、マニキュアなど)

こまめに少量の水を摂る

最後に

日々、忙しく過ごしていると、ベッドに入るギリギリまで時間に追われてしまう人も多いはず。
でも、そんな生活をしていると、いつも間にか身体はへとへとになっているかもしれません。
身体の声に耳を傾け、がんばりすぎないこと。

心を落ち着かせ、穏やかな「静」の時間を取ることで、また新しい一日を、あなたらしく過ごせるかもしれません。
来週からはぜひ、①毒素を取り入れないこと、②毒素を作らないこと、そして③毒素をしっかり排出させることを意識しながら、夜の過ごし方を少し変えてみてはいかがでしょうか。

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Ayurveda and Yoga sAra主宰 アーユルヴェーダカウンセラー/ヨガインストラクター/ヒーリングセラピスト Myra Lewinに師事、ラージャヨガとアーユルヴェーダを学ぶ 全米ヨガアライアンスRYT200保持 the National Ayurvedic Medical Association (NAMA)正会員 大学卒業後、大手広告代理店にてマーケティング...
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