2016年9月6日 更新

ちゃんと知っている?日焼け止めの正しい選び方と使い方【前編】

ちゃんと知っている?日焼け止めの正しい選び方と使い方【前編】

紫外線は4月から一気に増え始めるといわれていますが、日焼け止めはもうしっかり塗っていますか? 「とりあえず塗っているけど肌にいいの?」「どうやって選べばいいのか本当はよくわからない」「塗っているのに毎年日焼けをしてしまう…」そんな疑問に対するお答えをここではまとめてお伝えします。

まずは肌に影響する紫外線の種類を知ろう

太陽光に含まれる「紫外線」。
紫外線は英語で「Ultra Violet rays」といい、このUltra Violetを略して「UV」と呼びます。
「UV」には波長の異なるA波・B波・C波の3種類があり、そのうち、C波はオゾン層に吸収されるため、地上に届くのはA波とB波になります。

UV-A

生活紫外線と呼ばれており、雲やガラスなどを通り抜け、肌の奥まで入り込み、しわやたるみなど肌の老化を引き起こします。
常時、B波の20倍以上も地上に降り注いでいるため、日差しの強い夏だけでなく一年中、注意が必要です。

UV-B

「レジャー紫外線」とも呼ばれる、日焼けの原因とされているのがB波。
主に肌の表面に作用し、肌を黒くしたり、シミやソバカス、肌のごわつき、乾燥を引き起こします。

エネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすため、皮膚ガンの原因にもなります。
地上に届く量は紫外線全体の10%と少量ですが、UV-Bの有害性はUV-Aの100倍~1,000倍といわれています。

日焼け止めのメカニズムって??

日焼け止めの中には、紫外線をブロックするためにUVカット剤が入っています。
その成分は、大きく分けて2種類。
それぞれ、アプローチ方法が異なるため、肌への影響やつけ心地なども変わってきます。
日焼け止めの成分一覧をチェックし、自分に合った日焼け止めを選ぶ参考にしてくださいね。

紫外線吸収剤

《メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・オキシベンゾン・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン など》

紫外線を吸収し、そのエネルギーを熱に変換することで紫外線から肌を守ります。
主に有機化合物が原料として多く使われます。

紫外線吸収剤は、紫外線を浴びている間ずっと化学変化を起こし続け変質するため、時間とともに効果が薄れます。
「日焼け止めは定期的に塗り直しましょう」といわれるのは、汗で落ちてしまうからという理由だけではないのです。

紫外線の遮断効果がとても高く、肌に塗った際に白浮きして見えず、自然な仕上がりになるため、SPF50+など高い数値の日焼け止めなどに多く用いられています。
しかし、肌負担が散乱剤よりも高くなるので、中には肌に刺激を感じる人もいます。

紫外線散乱剤

《酸化チタン 酸化亜鉛 など》

紫外線を反射・散乱させることで紫外線から肌を守ります。
紫外線散乱剤のみを配合した製品は「ノンケミカル」と呼ばれ、かぶれなどの症状を起こしにくいため、肌が弱い人にもオススメです。

また、紫外線散乱剤は紫外線吸収剤のように化学変化で紫外線を処理しないので、成分が壊れにくく日焼け止め効果が長持ちします。
しかし、肌に塗ったときに白浮きしやすく、肌への伸びも吸収剤より劣るのが難点です。

今さら聞けないSPFとPAの違い

日焼け止めに必ず書かれているSPFとPA。
これは紫外線を防ぐ効果をわかりやすく示した指数ですが、それぞれ防ぐ紫外線の種類が違います。

SPF

Sun Protection Factorの略でUV-Bの防止効果を表す数値です。

紫外線が肌にあたってから、赤くなりヒリヒリする日焼けを起こすまでの時間を何倍遅らせることができるかという目安になります。

個人差はありますが、約15分〜25分ほどで赤く日焼けが始まるといわれています。
20分で日焼けが始まる人の場合、SPF30の日焼け止めを塗ると、20分×30=600分、つまり30倍の約10時間日焼けを遅らせることができるということになります。

なお、SPFは日差しの強さに対抗する強さではなく、防御力がどれほどあるかという数値。
現在の日本では、SPFの上限は50+となっています。

PA

Protection Grade of UV-Aの略で、UV-Aの防止効果を表したものです。

SPFがUV-Bで肌が赤くなる日焼けを防ぐのに対して、PAはUV-Aにより肌が黒くなる日焼けを防ぐ効果を指標したものになり、効果の高いものからPA++++、PA+++、PA++、PA+の4段階で表記されています。

UV-Aは上記のとおり、ガラスや雲をすり抜け、肌の奥まで到達し、しわやたるみなどの光老化を引き起こすため、肌を守るにはSPF値だけでなくPAの値も大切です。

最後に

いかがでしたか?
今回はまず、紫外線の種類と日焼け止めの基本知識をお伝えしました。
日焼け止めを選ぶ際にぜひ参考にしてみてくださいね。

次回の【後半】では、日焼け止めの種類と正しい塗り方をお伝えします。

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日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュ/サロンモデル 国内大手化粧品会社に就職後、9年間、都内大手百貨店にて美容部員として多くの女性の肌に触れ、1人1人の美しさを引き出すアドバイスを行った経験を持つ。皮膚の知識や化粧品原料、薬事法に至るまで幅広く学びコスメコンシェルジュの資格を取得。美容・オシャレに関することなど「キレイ」を追求し、トータルビューティーを提案、発信中。 読者モデル...
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