2016年12月7日 更新

ビタミンC誘導体には種類があること知ってますか?特徴と効果的なスキンケア方法をご紹介します!

ビタミンC誘導体には種類があること知ってますか?特徴と効果的なスキンケア方法をご紹介します!

美肌をつくる万能成分といえば言わずと知れたビタミンCですが、一言にビタミンCと言っても色々な種類と特徴があるのはご存じですか?今回はその種類と特徴を理解することで化粧品選びの参考になるような情報とより効果的なスキンケア法についてご紹介いたします。

ビタミンCの効果って?

まずは、ビタミンCの効果をおさらいしていきます。

1、メラニンの生成を抑えてシミ、ソバカスを防ぐ(美白効果)
できてしまったシミなどの肌から排出されないメラニン色素そのものを、ビタミンCの持つ還元作用で薄くしたり、酵素阻害作用によりメラニン色素の生成を抑え、日焼け後の炎症やシミができるのを抑えてくれます。できてしまったシミを薄くするだけではなく、予防の効果もあるのです。

2、ハリアップ コラーゲンとセラミドの合成促進効果
肌のハリや弾力は真皮のコラーゲンによるものです。ビタミンCにはこのコラーゲンの合成を促進して分解を抑制する作用があります。肌の保湿に欠かせないセラミドも合成してくれるのでみずみずしい肌になります。

3、ニキビの改善
ビタミンCにはニキビの原因になる過剰な皮脂の分泌を抑え、ニキビを悪化させる活性酸素を消去する効果があります。炎症を抑えるので再発を防止、ニキビ後の色素沈着も防いでくれます。

ビタミンCとビタミンC誘導体

美白効果があり、ハリもアップしてくれて、さらにニキビも抑えてくれる。そんなビタミンCを配合した化粧品があったら是非使いたいところですが、ビタミンCそのものは不安定な成分のため、すぐに酸化して壊れてしまいます。また肌につけるとピリピリと刺激が出やすくビタミンCをそのまま化粧品に配合するのはなかなか難しいといわれています。

そこでビタミンCに他の物質をつけることで安定させ、肌に浸透しやすくするために加工したものがビタミンC誘導体です。皮膚に吸収されると皮膚に存在する酵素の働きになどによってビタミンCへと戻っていきます。

ビタミンC誘導体は大きくわけて3種類

ビタミンC誘導体は大きく分けると3種類に分類できます。

1、水溶性ビタミンC誘導体
2、油溶性ビタミンC誘導体
3、両親媒性ビタミンC誘導体

文字通り「水に溶けるもの」「油に溶けるもの」「両方に溶けるもの」の3種類です。
この3種類を上手に使いわけることによってスキンケアをより効果的にすることができます。

水溶性ビタミンC誘導体の特徴

水を多く含む化粧水や美容液などに使われています。
即効性はありますが、水溶性なので皮膚の基底膜という表皮と真皮の間にある膜を通り抜けて浸透することはできません。つまり皮膚の表皮に働きかけるので皮膚の表面に炎症として現れるニキビや、基底膜周辺で生成されるメラニンの抑制(美白)に効果があります。

代表的な成分としては
・リン酸アスコルビルMg
・リン酸アスコルビルNa
・アスコルビル酸グルコシド

Mg型はピリピリとした刺激が出にくく効果も高いですが、Na型と比べると水に溶けにくいため高配合にするのが難しく、原料としての値段が高いため、ビタミンC誘導体高配合のローションなどはリン酸アスコルビルNaである場合が多いようです。
グルコシド型はこれを誘導体からビタミンCに戻すための酵素(グルコシダーゼ)が人間の皮膚にはとても少なくビタミンCに戻りません。戻らなければもちろん吸収されないので効果としては他の2つに比べると弱くなります。

油溶性ビタミンC誘導体の特徴

水溶性に比べて高配合が可能で持続性もあり、保湿効果が高いのが油溶性のビタミンC誘導体の特徴です。また人間の皮膚はもともと水を弾きますので、油との相性が良く、水溶性のものよりも肌の奥への浸透率が高いと言えます。油に溶けることからクリームや乳液、オイルやバームなどの化粧品によく使われます。

代表的なのは
・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)
・パルミチン酸アスコルビル

別名「持続型ビタミンC誘導体」とも呼ばれるように約48時間ほどかけてゆっくりとビタミンCに戻っていくので、先ほど説明した即効性のある水溶性ビタミンC誘導体配合の化粧水などと組み合わせることで一日中肌にビタミンCを満たすことができます。
毛穴を介して肌の奥深くまで届くので真皮のコラーゲンの合成や美白を狙う人はこちらの誘導体配合のものをオススメします。

両親媒性ビタミンC誘導体の特徴

「新型」や「浸透型」と呼ばれているのがこの両親媒性ビタミンC誘導体です。
このビタミンC誘導体の名前は「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と言い、「APPS」や「アプレシエ」と呼ばれています。
APPSは水溶性と油溶性のデメリット補って浸透力を高めたもので、その浸透力は従来の100倍とも言われ真皮まで届きます。ビタミンCの効果のところで説明した通り、ビタミンCは肌のコラーゲンの合成を促進する作用があるのでその効果をより実感したい方にとって真皮まで届くAPPSは正にピッタリの成分と言えます。

APPSは両親媒性なので水にも溶けますが溶ける量としてはあまり多くなく、原料としての値段も高いため化粧品への配合量は多くても1~2%くらいのものが多いです。(某メーカーの化粧水は0.5%)
配合量だけみると少ないように見えますが、それを補い越える効果があるようです。水にも油にも溶けることから化粧水、乳液、クリームなど色々の形態の化粧品に使われているので、自分の好みに合った商品を見つけるとよいと思います。

さいごに

いかがだったでしょうか。美肌の万能成分であるビタミンC誘導体の特徴を理解し、賢く綺麗になりましょう。

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化粧品企画開発、元ヘアメイク 元ヘアメイク、講師、エステに携わり化粧品を使う仕事をしていたが 化粧品そのものに興味を持つようになり、大学で専攻していた有機化学の知識を活かし、現在はドクターズコスメの企画開発携わる。 日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュ
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