2016年12月7日 更新

体重を急激に減らすようなダイエットはNG?

体重を急激に減らすようなダイエットはNG?

ダイエットをする人の中で、目的を体重に絞る人は多いのではないでしょうか?しかも、できることなら短い期間で体重を減らしたいと思ってしまいがち。そうなると、運動によって短期間で体重を落とすのは簡単ではないため、食事制限で痩せようとする方も多いのですが、しかし、体重を急激に減らすと良くないことが実はたくさんあります。

太ることは実は幸せ?

ストレスによって体型が変化することもあるので一概にはいえませんが、基本的には太るということは、食料に困っていない、つまり幸せだということもできます。
本来、人間にとって痩せるということは飢えている状態であり、むしろ好ましくはないという考え方です。(食べすぎてしまったり、またはストレスなどで体重が増えるのはすぐなのに、いざ落とそうとすると時間も労力もかかるというのも、こういった考え方につながるかもしれませんね)
昔は、食料のあるときにはたくさん食べて体重を増やすことで、次に訪れる飢えに備えていたという話もあります。
例えば、現代の日本では右を見ても左を見てもファストフード店やコンビニだらけ。お腹が空いたら基本的にはいつでもどこでも簡単に食料が手に入りますよね。
それは痩せるという点においては不向きな環境かもしれませんが、とても恵まれた暮らしを送ることができている、ということなんです。

本当に今痩せる必要がありますか?

また、痩せすぎによる問題点もあります。
特に若い女性は、体重へのこだわりが強い傾向があります。30代、40代…と年齢を重ねていくにつれ、体重よりもパーツの見た目などへの関心が強まる方も多くなってくるのですが、わかりやすく数字で変化がわかることで、つい体重を落とすようがんばりすぎてしまう方もいるのではないでしょうか?
周りから見ると既に痩せているのに、「痩せたい」と強く思うあまり、無理な食事制限を重ね、「神経性食欲不振症(拒食症)」などの摂食障害を引き起こしてしまうことも少なくありません。
そうすると、無月経や低血圧などの健康障害を招くこともあり、心身ともに不健康になってしまいます。

また、極端なダイエットの繰り返しにより、カルシウムが不足すると、骨粗鬆症の原因となるだけでなく、カルシウムは筋肉収縮にも関与するため、エクササイズの効率や日常生活における筋活動による代謝を低下させることにもつながります。
そのほかにも、貧血を生じやすくなってしまったり、免疫機能が低下し体調不良になりやすくなります。

太りすぎも骨や関節に負担をかけてしまい健康によくないですが、ダイエットしたいと思う方は本当に痩せる必要があるのかどうか見直してみてください。

「徐々に体重が減っていく」が理想

コロンビア大学のルーディー・ライベル博士によると、体重を急激に10%減らした人は代謝が下がってしまい、エネルギー消費量を1日250~400kcalも落としてしまうという研究結果があります。
エネルギー消費量が減るということは、もともと痩せている同じ体重の人よりも食べる量を減らさなければならないということです。
そうなると、食事制限による急激な体重減少は、終わりなき我慢ともいえる気がしますね。食事制限によりダイエットしている人がリバウンドしやすいのは、この我慢の限界が来るからなのかもしれません。

理想は、無理な食事制限をすることなく、継続した運動により代謝がアップし、肥満が解消することです。その結果、徐々に体重も減っていきます。

食事の質を考えてから運動しよう

食事そのものの量を制限するのではなく、決まった時間に食べるということが大事です。
決まった時間に食べることで、人間の体は、食事と食事の間の時間にエネルギーを消費し、その❝決まった時間❞に空腹を感じるようになります。大半の体重増加は、空腹ではないときに摂取した食事が原因です。

大事なのは、空腹と満腹感をしっかり感じること。そのためには、食事中はスマホやテレビなどを極力見ずに、食事に集中することです。楽しみながら食事をすることはとても大切なことですが、一つ一つの食材を噛みしめてしっかりと味わうだけでも新たな発見が生まれることもあります。スマホやテレビを見なくても、だれかと一緒のときは、「おいしい」とお互いに話すだけでも楽しい食事ができますよ。より満足度の高い食事で十分な満足感が得られたなら、次の食事までの間に集中して仕事や遊びができるのではないでしょうか?

もうひとつ大事なのは、体重への固執よりも肥満解消・ボディラインへの意識です。そのためには運動は欠かせません。運動によるダイエットが大事ということを再認識してくださると幸いです。

最後に

夏ももう終わり。夏に急激なダイエットをしてきた方々、季節の変わり目で体調は崩していませんか?あるいは、涼しくなってリバウンドしてしまったという方もいるかもしれません。
来年の夏にまた笑顔で水着を着られるように!「急激に痩せるのは良くない」という理由を理解できた方は、来年の夏の自分をイメージしながら、この秋・冬からコツコツとエクササイズに取り組むようにしましょう。

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理学療法士 ローカルに根差した活動が中心.20代後半~40代女性を中心に,身体解剖生理学や身体運動学を基本としたサービスを提供. 美姿勢やウォーキング,体幹エクササイズ,美脚エクササイズなど. また,外反母趾や産後トラブルに対するアドバイスなど,女性特有の問題をリハビリテーションの観点からもサポートを行っている. 【趣味】ゴルフ・スノーボード・アウトドア.週3~4の頻度で...
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