2016年12月7日 更新

勘違いしていると危険かも…無添加化粧品と安全面について解説します!

勘違いしていると危険かも…無添加化粧品と安全面について解説します!

無添加化粧品と聞くと肌に優しくて、肌が弱い人でも問題なく使える化粧品。まさに「安全!」というイメージがありませんか?実際そのように思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、本当にその通りなのでしょうか?今回は、無添加化粧品と安全面についての知識をご紹介します。

無添加化粧品の無添加の意味とは?

無添加化粧品の無添加とは、「表示指定成分」が配合されていない、ということを意味する場合が多いです。何故「多いです」と記載したかというと、化粧品における「無添加」という定義は、化粧品の基準を定めている「医薬品医療機器法(旧薬事法)」で定められていないからです。
一般的には「表示指定成分」が配合されていない化粧品を「無添加化粧品」と呼ぶメーカーが多いですが、審査があるわけではありません。そのため、着色料無添加など特定の成分を限定して無添加という言葉を使用するメーカーもあります。

表示指定成分・旧表示指定成分とは?

表示指定成分とは、「使う人の体質によってごくまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある成分」のことをいいます。今から50年以上前に、化粧品による肌トラブルが多発していたことがあり、それを避けるために、1980年に厚生省(現・厚生労働省)がプロピレングリコール、オキシベンゾンなどを含む102種類の成分 に香料を加えた全103種類を表示指定成分として指定しました。そして、表示指定成分を化粧品に配合する場合は、表示するように義務づけました。
2001年4月以降は医薬品医療機器等法(旧薬事法)によって、化粧品(医薬部外品は除く)の全成分を表示が義務づけられたため、表示指定成分は全成分表示の一部として表示されるようになりました。これをきっかけに103種類の表示指定成分は「旧表示指定成分」と呼ばれるようになりました。

無添加化粧品と安全面について

上の内容を読むと、化粧品に表示指定成分が配合されていなければ安全と思うでしょう。しかし、表示指定成分が制定されたのは35年以上前の話で、このとき表示指定成分になったものでも、改良が行われ安全性が高まったものもあります。それとともに、35年の間に新しい成分がたくさん出てきました。表示指定成分に指定されていない新しい成分なら安全なのかといえば、それはNOです。昔から使用されている成分はデータが多いのですが、新しい成分はデータが少ないです。その分、安全性が不確かな場合もあります。
そのため、無添加化粧品だからといって、その化粧品が安全というのは全くの別物と考えた方が良いでしょう。

まとめ

以上のことから、無添加化粧品と安全性は別物と考えた方が良く、無添加かどうかに拘りすぎる必要はありません。自分の使用している化粧品が肌に合っていれば、無添加化粧品か否かはどちらでも構いません。
また、中には「肌に優しい」「安全」「安心」とイメージ付けるためだけに、無添加という言葉を使用しているメーカーもあります。無添加と謳うメーカーの商品は「何が無添加なのか」を理解する必要がありますので、イメージだけで飛びつかないよう気をつけましょう。

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薬剤師・化粧品開発・抗糖化美容研究家・美容ライター 大学卒業後、薬剤師として調剤薬局に勤務、その後化粧品会社の薬事・商品開発に携わる。結婚を機に独立し医師薬剤師共同開発ブランドを立ち上げる。 自身のブランドとして「MarryMemory」、「Doctor&Pharma」がある。 化粧品会社の総括販売責任者・医薬品関連会社の管理薬剤師経験を持つ。 美容健康の知識は専門的...
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