2016年12月7日 更新

実は「脂肪」は必要なもの!?ダイエットにおける脂肪減少させる前に知っておきたい注意点

実は「脂肪」は必要なもの!?ダイエットにおける脂肪減少させる前に知っておきたい注意点

「脂肪」という言葉を聞くだけで、多くの方が「必要ないもの」「余分なもの」と考えがちですよね。 体内の脂肪で、一番最初におもいつくのは皮下脂肪、内臓脂肪でしょう。しかし、脂肪には色々な種類があり、働きも様々です。 脂肪の主な種類と働きは、大きく分けて6つ(!)に分類されるのです。

〜脂肪の役割〜

脂肪と聞くといい印象をもっていない方が多いですが、実は脂肪は様々な働きを担っています。

①エネルギーの貯蔵、エネルギー源としての働き(中性脂肪)
また、クッションとなって臓器を守る働きもしてくれます。

②細胞の膜としての構成成分(リン脂質、糖脂質、コレステロールなど)
細胞の表面である細胞膜の40%は脂肪でできており、また、脳神経細胞の60%も脂肪でできています。

③ステロイドホルモンの構成成分(コレステロール)
コレステロールは②の働きのほかに、胆汁酸やステロイドホルモン、ビタミンDの原料となります。

④脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,Kなど)やホルモンの構成成分

⑤貯蔵エネルギーの移動型物質(リポタンパク、遊離脂肪酸)

⑥プロスタグランディンなどの生理活性物質の前駆体として、生合成の原料となる。(特殊な脂肪酸)

…このように脂肪は、生きるために必要な働きを多く担っているのです。
つまり、脂肪は健康状態をキープし、パフォーマンスを上げるために非常に重要なファクターとなってきます。

太りすぎは考えものですが、ただ脂肪は落とせばいいというものではないことは、ご理解いただけたでしょうか。

〜その脂肪をつくるのは「糖質」だった!〜

人間は、飢餓から命を守るために、余分なカロリーを脂肪として蓄えるように進化してきました。
そのため、脂肪は簡単に蓄積するようにできています。

ただ、ここで重要なのは、脂肪が体内で合成されるには「糖(グルコース)」が欠かせないということ。
そのため、多くの方々が勘違いしやすいのですが、脂肪の摂取量ではなく、糖質の摂取量が脂肪蓄積の鍵となります。

脂肪だけを摂取しているのであれば、実はそれほど脂肪は蓄積されないものの、「脂肪+糖質」を組み合わせて摂取することによって脂肪が蓄積されるのです。

例えば、とんかつに大盛りご飯、麺たっぷり油たっぷりのラーメン、ピザ、甘い揚げドーナツ、生クリームたっぷりのパンケーキ…「脂肪+糖質」の組み合わせには注意が必要ですね。

〜酵素が食べ物の消化を助ける!〜

酵素は、食べ物の消化・吸収を助ける「消化酵素」、体の正常な働きを保つための「代謝酵素」と、大きく2つのグループに分けられます。
どちらも私たちの生命活動に欠かせないものです。

また、人間が生産できる酵素の量は決まっているといわれています。そのため、消化に使われる酵素を節約するために、酵素が含まれる生の食品を摂取しようという考えをよく耳にします。
しかし、実は人間が生産できる酵素の量が決まっているというデータはありません。

酵素の正体は何かというと、タンパク質の一種です。
ドリンクなどで取り入れた酵素も肉や魚のタンパク質と同じように、私たちの体の消化酵素によって分解されてアミノ酸になり、吸収された後に適した形に変化して代謝されます。

その中で、一部は酵素として生まれ変わることはありますが、外から摂取した酵素自体が、ダイレクトに全て体内酵素に代わるわけではありません。
そのため、ドリンクなどの酵素は、「酵素」と呼ぶより、「発酵エキス」と呼んだ方が正解かもしれませんね。

酵素不足が気になるのであれば、代謝酵素の材料になるタンパク質やビタミン・ミネラルの不足こそ見直してみましょう!!

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山口 元紀
(株)Dr.トレーニング代表取締役。 アメリカから帰国後は、 プロアスリート(野球、競輪、ゴルフ、 サッカーなど)を初め、数多くの芸能人(歌手、国民的美少女、モデル、司会者など)のパーソナルトレーニングを担当。 医療関係の専門的な講演会も毎月行っている。 【活動内容】 ミスワールドジャパン公式トレーナー Dr.ストレッチ アドバイザー レアルマドリードファンデーションキ...
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