2016年12月7日 更新

これだけは知っておこう!化粧品を手作りする際の注意点

これだけは知っておこう!化粧品を手作りする際の注意点

近年手作り化粧品をつくる方が増えていると聞きます。簡単な化粧品であれば、本やネットで得た情報などをもとに手作りすることが可能ですが、その際の注意点はご存じでしょうか?今回は化粧品を手作りする際に、気を付けたいことについてご紹介します。

手作り化粧品のメリットについて

手作り化粧品のメリットといえば、ご自身の好みに合わせた化粧品を作れることでしょう。○○成分を加えたいや、○○成分は省きたいなど、市販の化粧品では満足しない(良くないと思う)方が手作り化粧品を作製する傾向が強いようです。

防腐剤フリー、エタノールフリー、無香料などご自身の好きなように化粧品が作れ、自分が使用したいと思う化粧品を使用するので気持ち的な満足度が高いのもメリットのひとつです。そして市販品よりお手頃に仕上がる場合もあり、コストパフォーマンスが良いという方もいます。

手作り化粧品のデメリットについて

上の項で手作り化粧品のメリットを挙げましたが、もちろんデメリットもあります。それは素人の方の、化粧品や医療・化学の知識不足によって引き起こされるトラブルです。

例えば、成分同士の相性や配合濃度、防腐剤のカバーできる範囲や雑菌に対する知識などが挙げられます。化粧品は良い成分をただ単に加えればいいというものではなく、配合濃度や成分同士の相性が非常に大切です。また、安全に使用するために加える成分も重要となってきます。

手作り化粧品を作製する際の注意点

化粧品会社では重篤な危害が起きないよう、条件の厳しい医薬品医療機器等法(旧薬事法)に基づいて化粧品の製造が行われており、様々な試験や実験を行って化粧品を販売しています。

しかし、手作り化粧品はトラブルに関しての試験や実験を行っていない方がほとんどのため、何が起こるか分かりません。手作り化粧品は誰でも作ることができる反面、責任も全て自己責任になるのです。ですので、手作り化粧品はこの点を承知のうえ、使用するようにしましょう。

また、手作り化粧品は有償・無償に関わらず、人に贈ったり販売したりすることは認められていません。もしこれを行ってしまった場合は医薬品医療機器等法(旧薬事法)違反になりますので、ご注意ください。

そして、配合成分についても注意が必要です。精油は手作り化粧品によく使用されますが、光毒性があるものやアレルギーが出やすいものなどがありますので、配合する際は注意してください。

手作り化粧品の使用期限や保管方法について

市販の化粧品であれば、使用期限が記載されていないものは、3年間品質が保持できるよう製造されています。

しかし、手作り化粧品の場合は防腐剤フリーの場合であったり、防腐剤を適量配合したつもりでも濃度や成分自体の問題で雑菌が繁殖してしまう場合があります。また、品質がどの程度持つかどうかの試験を行うことも困難です。このような理由から、手作り化粧品は作製後はなるべく早く使い切るようにしましょう。

また、保管容器にも注意が必要です。容器自体に雑菌がついている物を使用してしまったり、滅菌が不十分の場合は雑菌が繁殖しやすいので気を付けましょう。冷蔵庫保管の場合は雑菌の繁殖を抑えることはできますが、配合成分によっては品質変化を起こすものもあるので気を付けましょう。

最後に

手作り化粧品を使用する際はパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。また、肌荒れがを起きてしまった場合はすぐその化粧品の使用を中止しましょう。肌荒れが酷い場合は、皮膚科を受診し悪化を防ぐようにしてください。

 この記事が気に入ったらみんなにシェア!
薬剤師・化粧品開発・抗糖化美容研究家・美容ライター 大学卒業後、薬剤師として調剤薬局に勤務、その後化粧品会社の薬事・商品開発に携わる。結婚を機に独立し医師薬剤師共同開発ブランドを立ち上げる。 自身のブランドとして「MarryMemory」、「Doctor&Pharma」がある。 化粧品会社の総括販売責任者・医薬品関連会社の管理薬剤師経験を持つ。 美容健康の知識は専門的...
これだけは知っておこう!化粧品を手作りする際の注意点
この記事が気に入ったら「いいね!」
Platt! BEAUTYの最新情報をcheckしよう♪

花田 真理さんの新着コラム

Skin Care

by花田 真理

パラベンフリーの化粧品とは一体どんなもの?注意すべき3つのポイントとは?

パラベンフリーという化粧品にどんなイメージを持ちますか?「防腐剤が入っていない」もしくは「パラベンは肌に悪いものだから安心できる化粧品」と思う人がいるでしょう。果してこのような考えは正しいのでしょうか…。今回はパラベンフリー化粧品における注意すべき3つのポイントについてご紹介します。

この記事を読んだ方にお勧めのコラムこんな記事も人気です♪
この記事のキーワードキーワードからコラムを探す