脚と骨盤の関係性
足は人の体の中心にある骨盤から伸びています。そのため、足首は骨盤と密接に繋がっているといえます。
骨盤内の臓器である子宮、すなわち生殖器と深く関係しているのです。
日本には「小股の切れあがったいい女」という、実に色っぽく女性を表現する言葉があります。
諸説ありますが、着物が日常着だった時代に着物から「はらり」と見え隠れする脚(足)を表現しているのではないかといわれています。
チラッと見える脚(足)のすらりと伸びる引き締まった美しさを表し、さらには(少しアダルトな話になりますが)女性そのもの、すなわち、性的な体の善し悪しも見てとれる…という裏の意味もあるといわれています。
これは俗説であるようで、本質をついていると思います。
下半身に冷えがあり、血流やリンパ液の循環が思わしくないと、足はむくみ、足首が太くなります。
下半身の血行が悪くなるのは、主に骨盤の開閉力が弱く、さらにはふくらはぎの筋力がないために、第二の心臓といわれるふくらはぎの静脈の血管をポンプのように強く動かすことができないことが原因です。
骨盤の開閉力が弱いということは、その内部にある生殖器の働きも十分ではない可能性があり、ホルモンバランスが乱れている可能性も否めません。
また、性的な魅力にも欠けてしまうといわれています。
性的な満足感を与え得るためには、骨盤を動かす骨盤内の筋肉の力が大切です。そして骨盤内の筋肉を動かすためにも、繋がっている足首が引き締まりスムーズに動くことが大事なのです。
つまり、外見も内面も「イイ女」であるためには足首をケアすることがとても大事ということです。
女性だけではなく男性も
人と会うと、ついつい目が行ってしまうのが【足首】。
決して、太さや形のよい悪いを判断しているわけではありません。
足首のあり方で、その方の故障しやすい身体の箇所や、体調を崩すと弱る内臓、そして大まかな体質や性格などをもちろん100%ではありませんが、傾向を見ることができます。
繰り返しになりますが、足首は骨盤と密接に繋がっています。骨盤内の臓器、すなわち生殖器とも大いに関係しています。
そういわれると、「私ってどうなの?」と知りたくなりますよね。
まずは自分の足首の形を見てみましょう。そして、グルグル回るか回してみてください。
回しにくかったり、左右差があったりする場合には、腰まわりが緊張していたり、骨盤の開閉力が弱かったり、身体に歪みがある場合があります。
身体が歪むような生活習慣などがないか、再確認してみることからはじめてみてはいかがでしょうか?
きちんとその方にあう身体の使い方ができれば、足首の形も変わります♪
なお、今回記事内で「イイ女」と何度か書きましたが、男女問わず、骨盤もふくらはぎも、足首も同じ位置に存在していますよね。身体の機能も同様に働きます。
ということは、女性だけではなく「イイ男」も足首とふくらはぎが素敵に引き締まっているはずです♪
引き締まった足首になるためのお勧めのケア
まずは足首をよく回しましょう。特に内側ではなく重心が掛かりやすい外側を丁寧に回します。
丁寧に回してみると、意外とスムーズに回らないことに気がつくのではないでしょうか?
そして、階段を使った簡単なストレッチもお勧めです。
階段を上るとき、足の裏全部を地面につけずにつま先だけで上ると、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。
ヨガをやる方であれば、「ヤシの実のポーズ」という、つま先立ちになってから、踵をできるだけゆっくり床に戻すことを繰り返すのもいいでしょう。
運動に加えて、足首までの足湯もお勧めです。
特にむくみや冷えのある方は、毎日の習慣にされるといいでしょう。
筋力がつき、冷えやむくみが改善すると、体も心も元気になって、より女性としての魅力が増すはず。
すっきり足首で「イイ女」を目指しましょう!