2016年12月7日 更新

アーユルヴェーダ式 キレイを続けるためのセルフメンテナンス

アーユルヴェーダ式 キレイを続けるためのセルフメンテナンス

古代インドから脈々と受け継がれてきたその歴史と、自然のものを使う身体に優しいケア方法として、今、注目されはじめてきているアーユルヴェーダ。今回は、そんなアーユルヴェーダの中でももっとも簡単でもっとも洗練されたセルフチェックの方法をご紹介します。身体は思いのほか素直。今日からご自身の身体をご自身で探求してみてはいかがですか?

アーユルヴェーダの極意

アーユルヴェーダには「健康な人の健康を守ること」=病気を防ぐことと、「病気の人を治す」という2つの目的があります。
そのため、アーユルヴェーダ発祥の地であるインドでは、アーユルヴェーダで病気を治すアーユルヴェーダ医師が存在するだけではなく、日常生活の中にアーユルヴェディックライフスタイルが浸透しています。
例えば家に代々受け継がれる秘伝のレシピやハーブを使った生薬で定期的に毒素を排出したり、オイルを使ってマッサージをして身体の不調を事前に察知し、小さな病のタネを排除する=病気を予防する方法を取り入れています。
そうした日々のケアをしても、病に倒れるときはあるもの。そうなると、病を治す人=アーユルヴェーダの治療を施すアーユルヴェーダ医師(国家資格となる医師免許をもったお医者さん)は肌や目の色、皮膚や舌を視診したり、脈拍を取って触診したり、問診しながらその人の状態を診て、複雑な身体の状態を読み解き、解決のためのアーユルヴェーダ的な処置を行います。
アーユルヴェーダの真骨頂は、「身体の声を聴く」こと。そして、本来の身体の状態=ニュートラルな状態を保つことで、身体や心の小さな変化に気がつくことができ、病を未然に防ぐことができるところではないでしょうか。

Natural Healthcare Guide: Ayurvedic Therapies: Panchakarma- Purva Karma

はじめてでも簡単!自宅でできるアーユルヴェーダ式健康チェック

アーユルヴェーダにおける「健康」とは、単に病気にならないということだけではなく、心と身体がホリスティックな視点で調和がとれている状態を指します。
そのため、前提として、人の心と身体は常に繋がっていて、心の状態が身体に影響を与え、身体の状態が心に影響を与えると考えられています。
例えば、「病は気から」という言葉があるように、心が沈み込んでいると身体もまた不調を招きやすくなりますし、反対に疲れすぎてしまったり、身体を間違った方法で使っていると、心もまた不安定になったり、ネガティブな思考に陥りやすくなるのです。
アーユルヴェーダは、そうした小さな変化を自分で気がつき、自分で改善し、自分で維持する方法を教えてくれるのです。

セルフチェックで診断!ニキビや吹き出物の位置でみる身体の不調

足の裏に「反射区」と呼ばれるツボが点在するということを聞いたことがある人は多いと思いますが、実は顔にもそうした「反射区」があることをご存じですか? 

おでこの生え際:膀胱、子宮
おでこ:小腸
眉間:肺
目の下(クマ):腎
右ほほ:肝臓
左ほほ:心臓、脾臓
小鼻:腎臓
鼻の下:子宮、すい臓
口角:歯
口角の少し下:胃
くちびる:心臓、脾臓
あご:甲状腺、のど

といわれ、例えば口のまわりに吹き出物ができた場合は、胃腸の働きが低下し、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。
また、眉間部分に吹き出物ができた場合は、肺の働きが低下していることをしめし、身体が緊張状態にあることで肩甲骨がこわばり、呼吸が乱れていたり、浅くなっていることを示します。

DIY: Acupressure Points for Beautiful Skin |

セルフチェックで診断!舌に現れる身体の不調

舌にもまた同様に「反射区」が存在することをご存知ですか?最近はオーラルケアへの意識の高まりから、毎朝の歯磨きに加え、舌掃除をする人も増えているようです。

まず最初に、朝起きたらご自身の舌の状態を観察してみてください。何色か、肉厚か、それとも薄いか、左右を見比べてどちらが高いか(ふくらんでいるか)、さらに、舌の上の老廃物=舌苔(ぜったい)のつきかたを観察します。
その後、タンスクレイパーもしくはスプーンなどを8回程度往復させながらやさしく掃除します。舌掃除は強くやりすぎると、味覚を弱めてしまう可能性もあります。口の中は外から直接触れる「臓器」なので、優しく丁寧にケアするとよいでしょう。

舌の状態だけでわかる、身体のコンディションをざっとあげてもこれだけあるのです。驚きですね。

・舌苔が多い(厚く覆われている):胃腸の働きが弱っているかもしれません
・舌苔が舌の手前(唇側)にある:胃炎や胃潰瘍の疑いがある
・舌の裏側に舌苔がある:便秘や下痢など大腸の働きが鈍くなっているかもしれません
・歯の跡がつく:むくみが原因となり、腎機能(毒素排出)が働いていないかもしれません
・舌がザラザラする:胃炎や潰瘍を起こしているかもしれません
・舌の赤味がつよい:貧血気味。暗赤色の場合は糖尿病の可能性もあります
・舌が割れている:心機能の低下

Ayurvedic Tongue Analaysis with Dr Rama Prasad

最後に

毎日いろいろなことに追われ、気がついたら1日が終わってしまうという人も少なくないかと思います。
でも、与えられたたったひとつの身体を60年、長い人では100年近く一緒に過ごさなければいけないのに、私たちはついつい自分の身体を過信し、自分が思う通りに動いてくれると思ってしまいがちです。そうして知らず知らずのうちに身体は酷使され、気がついたときに悲鳴をあげているということにならないように、アーユルヴェーダが示す、ホリスティックな健康のためのメソッドを生活に取り入れ、頭で考えるのではなく、身体が喜ぶ状態にすることで、自分自身の健康を自分自身でコントロールすることができるのではないでしょうか。
今日も一日、自分の一番の理解者となり、身体が喜ぶ過ごし方ができますように。

Top 14Yoga Retreats In India
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Ayurveda and Yoga sAra主宰 アーユルヴェーダカウンセラー/ヨガインストラクター/ヒーリングセラピスト Myra Lewinに師事、ラージャヨガとアーユルヴェーダを学ぶ 全米ヨガアライアンスRYT200保持 the National Ayurvedic Medical Association (NAMA)正会員 大学卒業後、大手広告代理店にてマーケティング...
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