2016年12月7日 更新

アーユルヴェーダ式・自宅でできるケアオイルの作り方

アーユルヴェーダ式・自宅でできるケアオイルの作り方

最近、美容誌やネットなどでも話題のアーユルヴェーダ。試してみたいけど、難しそう・面倒くさそう・お金がかかりそう…と思っている人も多いかもしれません。今日は、美容に、健康にと注目されているアーユルヴェーダの本格オイル療法に使われるハーバルオイルを、自宅で簡単に作る方法をご紹介します。

◆アーユルヴェーダが推奨するオイルはだれもが知っている○○オイルだった!

5 Natural Hair Care products to make hair healthy - Beauty Ramp - Beauty & Fashion Guide by Dr Prem | Skin, Body, Style Makeup and Hairstyles

アーユルヴェーダは古代インドに伝わる世界最古の伝統医療といわれ、約6000年もの間、脈々と受け継がれてきました。

アーユルヴェーダの経典では、①起きてしまった病や不調を改善させるための処置を施す「治療」と、②起きてしまう前に未然に防ぐ「未病のための健康療法」の2つに区分され、②は各家庭に伝わる、いわゆる「おばあちゃんの知恵」といった位置づけであることも少なくありません。

そのため使用するものも、難しい調合などを必要としない、家庭にあるものや、手に入りやすいものも多く、それも今日までアーユルヴェーダがこんなにも世界中に広まるようになった所以かもしれません。

そのアーユルヴェーダの経典で基本となる「薬」としてかかれているものが、(焙煎させていない生しぼりの)セサミオイル、(天然の)ハチミツ、そして(バターを濾してつくる)ギーとされています。

特にセサミオイルは体を温める性質が高く、体が冷えやすかったり、メンタルのバランスがどうにも落ち着かないといったヴァータ(風の性質)が高くなったときによいとされています。

◆知られざるセサミオイルの魅力とは!?

Cold Pressed Sesame Oil Benefits | LIVESTRONG.COM

私たち日本人にとって、もっともなじみのあるセサミオイルといえば、中華料理や韓国料理で使われている、食欲を誘う香ばしい香りが特徴の焙煎したゴマ油。
200度以上の高熱で焙煎させることで色味はこげ茶色をしていますが、アーユルヴェーダでは焙煎させていないもの用います。

セサミオイルは100度未満でじっくり熱し続けることで、その効果が増大するといわれており、また、100度以上に熱するとアーマ(毒素)が出てしまうため、かえってよくないとされているからです。

そのため、アーユルヴェーダでセサミオイルというと、(焙煎させていない)黒いセサミオイルが主流です。
私たちになじみのある「茶色いゴマ油」とは異なり、黒ゴマから熱を加えずにじっくり搾りとったもので、本当に真っ黒です!

濾していないものはゴマの栄養素がたっぷりで、苦味があり、粘り気がなくさらっとしているのが特徴。
食べ物はなんでも、苦味があるものは吸収がよいとされています。

対して(焙煎させていない)白いセサミオイルは、黒いセサミオイルに比べて粘性が高いとされています。
そのため、皮膚に塗布して使用する場合は、吸収のよい黒いセサミオイルを用いてきました。

ただし、とっても高価なものであり、なかなか一般的には手に入りにくいため、スーパーなどで手軽に手に入る「太白ゴマ油」で代用するとよいでしょう。

◆アーユルヴェーダ式セサミオイルでできるホームレメディーズ

Ayurvedic Morning Routine For Winter

太白ゴマ油の瓶を買ってきたら、キュアリング(加熱処理)しましょう。
キュアリングとは、ふたを開けた状態で、湯煎すること。
キュアリングすることで、日持ちさせることができるのですが、100度以上に熱してしまうリスクを回避するために、ふたは必ず開けて行うようにしましょう。

とはいえ、理想をいえば、使うたびにキュアリングさせるのがおすすめ。
加熱させることで成分を安定させ、効果を高めることができるといわれているのです。
特に、セサミオイルの場合、100度以下でじっくり熱することでセサミオイルに含まれる体内のサビつき(老化)の原因となる「活性酸素」を除去する効果が高まるといわれています。

熱したセサミオイルを自然に冷ましたら、ボディオイルとしてマッサージに使ったり、オイルプリング(オイルうがい)にも活用することもできます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

◆アーユルヴェーダの万能オイル:ギーの作り方

How to Make Ghee - Zesty South Indian Kitchen

アーユルヴェーダを語る上で欠かせないもの、それがギーです。
ギーとは、ブロックのバターをじっくり低温で溶かし、沈殿した不純物を取り除いた濾しバター。

アーユルヴェーダでは、お料理に使うだけでなく、神様への祈りの儀式の際に用いたり、医師の監視のもとに行うデトックス療法ではそのまま食べたり、ハーブやスパイスと混ぜて薬として使用したり、ボディマッサージオイルとして活用したりと使い方は様々。

また、ドーシャ(その人それぞれの身体や心の状態)にかかわらず、だれでも使えるため、万能オイルといわれています。
そんな万能オイルですが、作り方はとっても簡単。

1. お鍋にブロックのバターを投入し、中火で火にかけます。
2. 木べらを使わずゆっくりと融かし、形がなくなったら弱火でじっくりさらに熱します。
3. ぷつぷつという音とともに、白い泡が立ちますが、その泡が小さくなるまで火にかけます。
4. ぷつぷつという音がだんだんと小さくなりはじめたら、色をたしかめ、黄色~黄金色のタイミングで火からおろします。
5. 最後に網目の細かいザルなどを用い、煮沸した容器に入れて完成。

密閉した容器に入れ、冷暗所で保存します。

さいごに

Understanding Prana: Where Is Your Energy?

いかがでしたか?
一見、難しそうに感じられるアーユルヴェーダですが、実は考え方はとってもシンプル。
自然の力を借りて、自分本来の力を呼びもどすこと。

そうして自分本来の状態に戻すことが健康であり、美しさであると唱えています。
忙しい毎日を送る中、ちょっとした隙間の時間をみつけて、「自分らしさ」を見つめる時間が持てれば、今より少しだけ穏やかに過ごせるかもしれません。

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Ayurveda and Yoga sAra主宰 アーユルヴェーダカウンセラー/ヨガインストラクター/ヒーリングセラピスト Myra Lewinに師事、ラージャヨガとアーユルヴェーダを学ぶ 全米ヨガアライアンスRYT200保持 the National Ayurvedic Medical Association (NAMA)正会員 大学卒業後、大手広告代理店にてマーケティング...
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