2016年12月7日 更新

【a day・福田春美氏インタビュー第1弾】毎日を丁寧に暮らす素敵なライフスタイルから生まれたブランド

【a day・福田春美氏インタビュー第1弾】毎日を丁寧に暮らす素敵なライフスタイルから生まれたブランド

「1日の時間の流れや季節のうつろいを感じ、毎日を楽しみながら大切にすごす。」そんな福田春美氏の暮らしのエッセンスがぎゅっと詰まったのが、ライフスタイルブランドa dayです。何でもない“とある一日”を大切にする福田氏のライフスタイルを形にしたかのようなa dayの誕生には、ご自身の幼少の頃の習慣やパリ在住の経験が深く関わっています。今回は、ブランディングディレクター・福田氏にインタビューし、a dayのルーツをひも解いてみました。

幼少の原風景からパリでの暮らしを経て生まれたライフスタイル

ー時間や季節の移ろいを感じながら丁寧に暮らす。そのようなライフスタイルは、どのようにして生まれたのでしょうか。

●a dayブランディングディレクター 福田春美氏(以下福田氏)
思えば子どもの頃から家仕事は好きでした。実家が商売していたので、私も含め3姉妹はお掃除やお料理が習慣となっていたんです。玄米を食べる生活で、家の裏には漬物小屋があって。それから父親が器のコレクターだったこともあり、味のある器もたくさんありました。今思えば素敵な宝物に囲まれた生活でしたね。でも、幼少期は着る物も食べる物も友達と違うのがイヤでした。友人はピンクの可愛いスモックなのに、私はリネンのマルチカラーシャツ。カップ麺などケミカルな物はあまり食べさせてもらえませんでした。

その反動もあったのか20代でファッションの仕事を始めたら、ファーストフードやコンビニ弁当、外食も楽しくて(笑)。ファッションも流行りの華やかなものばかりを身に付けていました。

ー今のライフスタイルを確立したきっかけは何ですか?

●福田氏
きらびやかでケミカルな物に染まった20代~30代前半でしたが、35歳を過ぎて日本とパリを行き来する生活になりました。そのパリでの生活が今のライフスタイルを確立させるきっかけになるでしょうか。

パリでは、お金持ちはともかく、外食せず家にいるのが普通。「高価なブランドのバッグと服を身に付けて毎日外食!」なんて思い描いていたパリジェンヌはいなかったんです。みんな毎日家で家族そろってご飯を食べ、友人を招いてホームパーティーするのが当たり前でした。私自身、元々家に人を招くのが好きで、おもてなしの習慣はあったんですが、パリは日本みたいに大皿料理をバーッと並べるのではなく、フルコースで一皿一皿出てくる。初めはパテとバゲットを切った物がサッと出て、それから前菜、スープ、メインというように。それが、とっても素敵で、自分もすぐにやってみようと思いました。

実際にやってみたら、そういうおもてなしの仕方が楽しくて仕方がなくなっちゃったんです。パリ流のおもてなしが抵抗なくやれたのは、幼少期の家仕事のバックグラウンドがあったからこそ。自然と仕込まれていたことが力を発揮して、作ったことのない物でも難しいとは思わず、やってみたらできちゃったという感じですね。

ー香りとの出会いもパリでしたよね?

●福田氏
そうです。パリでは香りもおもてなしのひとつ。玄関で香りを焚いて、おもてなしするんです。それを知ってから家でもよく香りを焚くようになって、香りでおもてなしをするようにもなりました。パリでの暮らしは、香りが生活に欠かせないものになるきっかけになりました。

洗練されたライフスタイルが支持される理由

ー他にきっかけとなるエピソードはありますか?

●福田氏
20代の若い頃は季節の変化に身体が対応できていたので、衣替えが必要なかったんです。でも30代半ばを過ぎると「寒くなってきたから冬用の靴下を買い足そう」とか「かさついてきたからオイルを使わなきゃ」となる。季節に合わせて身体をチューニングするようになったんです。それから洋服の衣替えだけではなく、暮らしの衣替えするようになりました。加齢のせいですね(笑)。
春の衣替えの時期はクローブの実とローリエ、トウガラシを入れたサシェを作って害虫対策をしたり、夏には水にレモンの皮を入れてレモンウォーターを作ってもてなしたり。そういう季節ごとの暮らしの衣替えをSNSにあげたらけっこう反響があって、家のインテリアや暮らしぶりに関する雑誌取材などをいくつか受けるようになりました。その時、暮らしの衣替えのことってみんな知りたいんだなと実感しました。

ー雑誌にも取り上げられる福田さんのライフスタイル。支持される理由はどこにあると考えますか?

●福田氏
2011年の東日本大震災以降、世間は自粛ムード。外出せず、家での暮らしを充実させる方向にシフトしました。それまで消費ばかりだったのが、震災をきっかけに家での暮らしやおもてなし、ライフスタイルを見直すようになって、手作りの価値を見出す風潮になったと思います。そんな価値観と、自分のライフスタイルがちょうどピタッとはまったんですね。震災を経て日々の暮らしを大切にしようという機運が高まったからこそ、「“とある一日”を大切に」というコンセプトのライフスタイルブランドa dayが評価されたと思います。私はファッションの流行の中で生きてきて、そこから離れた時に自分は時代から降りると思っていたから……うれしくもあり、少し意外でしたね。

ーライフスタイルブランドa dayの今後について教えてください。

●福田氏
a dayは、日々の暮らしにしっくりなじむ使いやすいアイテムばかりです。現在バス&ボディのスキンケアアイテムとホームケアアイテム、ホームフレグランスをラインナップしており、現在も新アイテムを開発中です。a dayは「生活」をテーマにしていますので、生活に欠かせないさまざまなアイテムが今後誕生していくでしょう。家での暮らしやおもてなしを大切にする人に寄り添うアイテムを今後も生み出していきますので、ご期待ください。

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Platt!BEAUTY編集部 美容ライター
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